【長岡】「御菓子司 松屋」の麩まんじゅうがつるつるもっちりの新食感だった!!

皆さんの家の近所に、なんか老舗っぽくて趣深くて、今度行ってみようと思っているけどなかなか足を運べずにいるお菓子屋さんはありませんか?

今日はそんなお菓子屋さんに実際に行ってきたというお話しです。

もし皆さんの身の回りにそんなお店がありましたら、代わりに行ってみてできれば記事にしようと思いますので当サイトのお問い合わせフォームや、XやInstagramのDMなどからご一報ください!

ということで、ごく自然にSNSの宣伝が出来たところで本題に参りましょう!では早速どうぞ!

明治時代創業の「御菓子司 松屋」さん

今回おじゃましたのはこちらのお店、「御菓子司 松屋」さんだ。

長岡市関原町で、なんと明治時代から地元の人たちに親しまれているお店なのだとか。その歴史、まさに100年以上

100年前というのがピンと来なかったので、今から100年前の1924年に何があったのか調べてみると、なんと宮沢賢治が28歳で『春と修羅』を自費出版したのがこの年のことらしい。

今では教科書で取り扱われるような偉大な作家が、人知れず本を自費出版していたころからやっているお菓子屋さん、その歴史の計り知れなさに、「すご・・・。」としか言いようがない。

著者は新潟に引っ越してきてからこのお店の前をよく通っていたのだが、その趣深い店構えを前になかなか店内へ入ることが出来ずにいた。

100年以上この地で親しまれてきたお菓子屋さんに初見で入るというのは、言うなればもはや知らない他人の家にズカズカと入っていくという感じさえしてくる。そりゃあ入りにくいわけだと。当方新参者、歴史が違うもの。

でも、この地域の人からしたら「あ~!松屋さんね!行ってみなよ~。あそこのお菓子おいしいのよ~!」となる、何でもない近所のお菓子屋さんだったりするのだろう。そしてこのお店は何十年もそうやって親しまれてきたのだろう。

改めて、地域で100年以上親しまれるお店ってすごい・・・。

さて、前置きが長くなってしまったが早速店内へ。

勝手なイメージで和菓子がメインなのかなと思っていたのだが、和菓子と洋菓子どちらも並んでいた。

和菓子でラインナップの中にも、馴染みのない名前を発見。中花麩まんじゅう

「なんだそれは?・・・気になる。でも、店内には俺と、寡黙そうな店主さんだけ・・・。どうしよう・・・。」

とドキドキしながら店主さんにたずねると、快く教えてくれた。こういう時って大体とりあえず話してみたりすると案外なんとかなるもんである。

店主さんいわく、

中花は「まあ、要するにどら焼きだよね。でも、生地の配合とかは違うんだけどね。」

麩まんじゅうは「新潟の人にとっての笹団子みたいな感じで、関西の方で食べられてるおまんじゅうだね。つるつるもっちりって感じ。」

とのことらしい。

つるつるもっちり・・・?

聞いたことありそうで聞いたことのない表現に、これはもう試してみるしかない。ということで、この2つとあと洋菓子をいくつか購入。

本当は生クリームどら焼きが気になったのだが、この日はもう売り切れていた。店主さんによると売れる日は結構すぐなくなっちゃうこともあるらしい。残念。また今度来よう。

なかなか入りづらいと思っていた店だったが、いざ入ってみると店主さんも丁寧にお菓子の説明をしてくれて、ブログ用の写真を撮ってもいいかと聞くと笑いながら許可してくれたりと、温かいお店だった。

そして、温かな気持ちとともに帰宅。

いざ、実食!!

今回購入したのはこちらの4つ。図らずしも和と洋2つずつとなった。

こちらのお菓子、すべて松屋さんの店舗で作られているらしい。

お菓子作り素人の著者からはこれらがすべてあの建物の中で製造されている様がなかなか想像できない。

ということで早速実食!!

まずはみなさん気になっているであろう麩まんじゅうから。

麩まんじゅう(200円)

なるほどね!!これはたしかにつるつるもっちりだわ!!

舌触りがつるっとしていながらもちっとした食感の皮に、優しい甘さのあんこがつつまれている。そしてこのまんじゅうを包む笹の香りが爽やかに香る。

麩まんじゅうというものを少し調べてみると、生麩の皮でこしあんをつつんだおまんじゅうらしい。生麩の賞味期限が短いことから、生麩の生産地で主に食べられているのだそうだ。

なるほど、これは生麩の食感なわけか。新食感。これはぜひ皆さんにも試してみてほしい。

しかもこの麩まんじゅうは生麩を皮につかっているため、一般的なおまんじゅうよりもヘルシーらしい。うれしい。

さて、次にいただくのは、

ココアマドレーヌ(200円)

こちらもなんとも優しい甘さ。甘みが弱いとかそういうことではなくて、やさしい「ほわっ」っとした良い感じの甘さ。

優しい甘さの中にココアの香りがして、しっとりとしたマドレーヌ。マドレーヌというと結構重くて1つ食べると結構お腹にくる、みたいなイメージがあるが、こちらのマドレーヌは軽くてぱくぱくいけちゃう感じ。

ということで次行ってみよう。

フロランタン(200円)

フロランタンって、いいよね。個人的にスッゴイ好きなの。

こちらのフロランタンも優しい甘さ。サクッとしていながらも、しっとりとしている。これももうパクパクいけちゃうって!全部食べちゃうって!

これが家に10個あったら、まず8個食べて、「2個は明日に残しておこう。」と思って、結局その後もう2個食べちゃって色んな意味で後悔するって感じのフロランタン。

要するに、美味しくて食べやすくていくらでもいけちゃうやつってこと。

さて、美味しくて食べやすすぎてもう全部行っちゃおう!ということで最後は、

中花(140円)

確かに店主さんの言った通り、ほぼどら焼きだ。

しかし、形もさることながらこの皮がどら焼きとは似て非なるものという感じ。そもそも皮自体がどら焼きよりも薄く、さっくりあっさりとしていた。

どら焼きも結構1つ1つが大きく、1つ食べるともう結構お腹いっぱいということが多いが、こちらの中花はあっさりしていて、ぱくぱくいけちゃう感じ。甘さも優しく、ちょっとしたお茶うけにすごくちょうどいい。

「こいつ、お菓子食べては優しい甘さでぱくぱくいけちゃうって言ってるだけやん。」

と思われるかもしれないが、本当にそんな感じなんだって!!

ということで、結局全部食べてしまった。

今回購入したお菓子は全体的に優しい甘さで、軽い感じ。個人的に結構好みだった。

著者は全世界の多くのおっさんがそうであるように、年々甘いものを食べられなくなってきていて、最近はもうアイスやケーキを食べていると途中でしんどくなる。

そんなおっさんに片足突っ込んでいる著者が美味しくぱくぱくといけちゃう感じの、良いお菓子でした。

今回おじゃましたお店

御菓子司 松屋

営業時間:8:00~19:00

定休日 :第2・4日曜日

電話番号:0258-46-2106

住所  :新潟県 長岡市白鳥町407

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この記事を書いた人

新潟県柏崎市出身・長岡市在住
大学から関東に行ってたけど、妻と犬と友達を連れて新潟に帰ってきた人
地元のいいところを発信しようとたくらんでいる

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