【小千谷】にくいちは行きつけにしたくなる良さがある

みなさんはお肉ってどこで買っているだろうか?

著者はというと、ほぼ100%スーパーマーケットで買っている。多くの人が食料品の買い物をするときはスーパーに行っているのではないだろうか。ほかに選択肢があるとしたらせいぜいコンビニかドラッグストアくらいのものである。

というよりも、少なくとも著者の世代以降の人々は「逆に他にどこで買い物するの?」と思うのではないだろうか。
「商店街」という言葉は知っているし、肉屋や八百屋や魚屋という言葉も知ってはいるが、実際そういった場所で買い物をする機会にはほとんど恵まれてこなかった。
地域差というのもあるのかもしれないが、少なくとも著者の生きてきた生活圏内ではそんな感じである。

でも、だからこそなのかもしれないが、「一つの種類に特化したプロフェッショナルなお店」に対する興味がある。
この気持ちが分かる人も少なくはないのではないかと思う。

そんな中、前回の「星野屋」さんの目の前にあったこのお店に、ものすごく惹かれたのだ。

これこれこれ!!!この感じなんですよ!!!

まごうことなき、完全なる肉屋さん。こういうお店でお肉買うのって憧れるよねって話ですよ。

これですよ、ショーケースに並ぶたくさんのお肉たち。

スーパーでも、たまにこういったショーケースにお肉を並べているところがあるけど、これだけの種類を並べているところはなかなかないのではないだろうか。

こちらの「にくいち」さんは、看板にもある様にホルモンが有名らしく、ホルモンだけでも種類があるほどである。

最近暖かくなってきたことだし、大好きなBBQをするときには絶対にお肉を買いに来ようと心に決めた。

誰しもが心を惹かれるワードなのではないだろうか、「お肉屋さんのコロッケ」

そう、私たちがお肉屋さんに求めるものは、なにもお肉だけではないのだ。それと同様に、もしかするとそれ以上に、お肉屋さんのお惣菜というものを求める気持ちが人類にはある。あなたも私も、子供から大人、ギャルからおじさんまで、すべての人々はお肉屋さんのお惣菜というものに惹かれる気持ちを持ちながら日々暮らしているのだ。間違いない。

ということで、今回は、お惣菜を買って帰ることにした。

「にくいち」さんに伺ったのはお昼過ぎくらいであったが、もうすでに半分近くの商品が売り切れている程の盛況ぶりであった。
お店のご主人に店内の写真撮影のお願いをすると、
「もうそんなに商品並んでなくて申し訳ないけど、それでよければ全然いいですよ。」
と、照れ笑いしながら快く撮影を許可してくださった。
まだお惣菜を食べてないのに、もうすでにほっこりと温かい気持ちになる。ありがとうございました。

ご主人に伺ったところ、イタリアンメンチというのがこの店の人気商品であるという。
この日は運よく最後の一つのイタリアンメンチが残っていたので、聞いたことのない名前に色々と想像しながら、ほかにも何点か購入させていただいた。

お惣菜はお店のオリジナルの包みに入れてくれるのだが、この紙がなんとも味がある。こういった紙に入った揚げ物の油が紙に染みてすこし透けたようになっているのを見ると、「ああ、今から美味しいお惣菜を食べるんだな。」という気持ちになる。

せっかくなので、「イタリアンメンチ」を温かいうちに贅沢にも公園でいただくことにした。こういう買い食い感はいくつになってもワクワクする。

なんだこれは、うますぎる!!

「イタリアンメンチ」と聞いて、トマト味なのかなとか、もしかすると新潟のソウルフード「イタリアン」の味なのかなとか、色々想像を巡らせたのだが、それらの予想はすべて外れた。

これはミートソースである。

ミートソースのお肉を丸めてメンチカツにした感じと言えば良いのだろうか。しかし、くどくなくちょうどよいパンチで、それでいてしっかりとミートソースのお肉の感じが口の中に広がる。今までありそうでなかった、そんなメンチカツだった。ぜひとも一度試してみてほしい。

そして、その日の夜は「にくいち」さんで購入した揚げ物をビールで流し込む贅沢な夕飯に舌鼓を打ったことは言うまでもない。

左側奥の牛ホルモン炒め、手前の油淋鶏も「にくいち」さんの商品である。晩酌のお供に最高だった。

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この記事を書いた人

新潟県柏崎市出身・長岡市在住
大学から関東に行ってたけど、妻と犬と友達を連れて新潟に帰ってきた人
地元のいいところを発信しようとたくらんでいる

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