【柏崎】約2kmもの大露店市!「えんま市」ってなんなんだ?!

今年も「えんま市」の日(6月14日~16日)が近づいて参りました!会場の柏崎市東本町や西本町の通りにはもう露店の区分けの線が引かれ、段々とえんま市ムードが漂ってきているそうです!

さて、「えんま市」と言ったら柏崎市出身の私はもちろん知っていますし、新潟県の人の中では知っている人も多いのではないでしょうか。県外の人で知っている人は結構な新潟通な気がする。(実際どれくらいの知名度なんでしょう)

今回はそんな「えんま市」の歴史やイベント情報に関する記事です。「えんま市」を知らなかった人はもちろん、すでに知ってるよという方も、知っている様で意外と知らなかった「えんま市」について情報をまとめてみましたので是非ご覧ください!

そして実際に友達と「えんま市」を訪れた際には渾身のドヤ顔で知識を披露してあげましょう!喜ぶこと間違いなし!

目次

「えんま市」ってなに?

えんま市は、全国各地から500軒もの露店が柏崎市の「閻魔堂」のある本町通りを中心に集結し、全長約2kmもの超長い露店の列を作る、露店好きにはたまらないイベントだ。

提供:柏崎市

こんな感じの人や露店の列が約2kmもの長さずっと続いている。これが朝から晩まで。世の中にはこんなにたくさんの人間がいたのかと驚かされる。こうやって改めて写真を見てみると、本当にものすごい。

見てわかる通り、歩いているだけでも疲れるのだが、露店の数々を眺めながら歩いているだけでも結構楽しかったりする。

露店にもトレンドがあったり、流行りのものがあったり、露店ごとに創意工夫が凝らされていたりする。

えんま市の歴史

さて、こんな楽しい「えんま市」にはどんな歴史があるのだろうか?「えんま」というくらいだから、閻魔さまに関係するお祭りだったりするのだろうか?

実は「えんま市」は200年以上続く柏崎市の年中行事なのだが、もともとは閻魔堂の境内で行われる馬市だったと言われている。

それが文政年間(1818~1829年)にその姿を変え、見世物・露店の市となったのだそうだ。文政年間と言うと、葛飾北斎や十返舎一九の活躍した文政文化の栄えた時代である。

毎年6月14日~16日に行われるようになった理由とここまでに規模になった理由としては、全国の露店業者が集うのにこの日程が都合が良かったためなのだそう。

新潟県でこの時期と言えば田植えが終わるころだが、当時の田植え後の大きな楽しみの一つとして親しまれていたのだそうだ。

えんま市と閻魔さま

お客からしてもちょうど仕事の終わる時期で、全ての都合が良かったこともあり、「えんま市」は大規模な市となった。

提供:柏崎市

だからまあ、「閻魔さま」あんまり関係ないっちゃあ関係ない。少なくとも、閻魔さまにとって何か大事な日とかそういうわけではなかったりする。

しかし、「えんま市」と「閻魔堂」がまったく関係ないかと言うとそんなことはない。

閻魔堂は昔は旅人や浮浪者の宿として利用されていた。そんな地に馬市が移ってきて、それが姿を変えて現在の「えんま市」になっていった。

縁日というのは、何かにちなんで、何かを理由にして開催されるものだが、みんなが集まって楽しむ理由として、今日まで「閻魔さま」や「閻魔堂」を広い心で使わせてくださっているわけだ。

ということは、「閻魔さま」ならびに「閻魔堂」の懐の深さがあって、現在の「えんま市」が出来上がっていったと言える。

提供:柏崎市

なので、そんなことに思いを馳せつつ「えんま市」を訪れる際はます「閻魔堂」にお参りしてから露店を楽しむのが良いだろう。

著者も「えんま市に行ったらまずは閻魔堂に行って閻魔さまにお参りしなさい。」と口を酸っぱくして教え込まれたものである。

えんま市のイベント情報

えんま市が行われるのは画像のピンク色になっている道のすべて。当然ながらこちらの道は6月13日(木)~16日(日)の間、通行止めとなる。

駐車場Pも各地にあり、どれも循環バスのルート上に配置されているので安心だ。個人的には歩いても全然いける距離だと思うので、駐車場から歩いても良いかもしれない。

柏崎駅からも大した距離はないので、電車で行く方も安心だ。もちろん循環バスも駅前のバス乗り場から乗ることが出来る。

「えんま市」は昼前から夜まで開催されている。夜はまさに縁日という風情があって良いのだが、昼も昼で活気があって楽しい。

いつ行っても賑わっていて楽しめるので、お好きなタイミングで訪れてみるのが良いだろう。

提供:柏崎市
提供:柏崎市
今回ご紹介したイベント

えんま市
開催期間:2024年6月14日(金)~6月16日(日)
開催時間:10:00~22:00 ※16日(日)は21:00まで
住所  :新潟県柏崎市東本町、西本町
アクセス:「柏崎駅」から徒歩約10分「柏崎IC」から車で約10分

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

新潟県柏崎市出身・長岡市在住
大学から関東に行ってたけど、妻と犬と友達を連れて新潟に帰ってきた人
地元のいいところを発信しようとたくらんでいる

目次