【長岡市】「アトリエ jukei」でハンドメイド雑貨を見ながら過ごす、ゆっくりとした時間。

みなさんの近所には、「なんか『アトリエ？』って書いてあるけど、お店？なのかな？ちょっと気になるけど、入っても大丈夫なのかな？」という感じのお店はありますか？

近所を散策していると、思いもよらない出会いがあったりします。「あれ？こんなところにお店あったっけ？最近できたのかな？」そんな出会いが楽しくて、知らない町に行ったらとりあえずちょっと散策してみたり。

先日もちょっと用事を済ませがてら妻と子供と一緒に散歩していると

なんだかおもしろそうな建物を発見。外から見ても、建物の中は柔らかくて独特なゆっくりとした時間が流れていそうな。なんだか日常の中にポツリと現れた異世界みたいな。

なんだかおもしろそうだから入ってみました。

建物の中に入ってみると、このお店の雰囲気に良く似合う柔らかな雰囲気の明るい店主さんが温かく迎えてくれました。

こちらが『アトリエ jukei』店主の小林 敬子（こばやし けいこ）さん。

とても気さくで話しやすい方で、今回は色々なお話しを聞かせていただきました。

敬子さんはこちらのアトリエの他にも、ドレスを作ったり、着物の直しをしたり、幼稚園バッグを作ったりと手広く色々とやっていらっしゃるのだとか。お話しを伺っていると、実は専門学校で臨時講師をされたりもするすごい方でした。

そんなことを全然感じさせない気さくなお人柄で、居心地が良くつい長居してしまいました（笑）

お店の中はナチュラルな雰囲気で統一されていて、おしゃれながらも落ち着きのある雰囲気。

昔ながらの商店街の一角にあるこちらのアトリエは、中に入ると、外との雰囲気の違いに異世界に迷い込んだ様な気持ちになります。

なんだか個人的にはジブリの映画『魔女の宅急便』とかを思い出す。主人公のキキの実家がこんな感じだったなぁって。

並んでいる雑貨も多種多様で、バッグやお財布、アクセサリー類、着物につける飾りまで。

お店に並んでいる商品は敬子さんの作品だけでなく、知人の方の作品も販売しているのだそうで、本当にいろんなものが並んでいます。

竹炭なんかも並んでいました。あんまりおしゃれに飾ってあるもので、何かの作品なのかと思ってしまいました（笑）

知人の方が焼いた竹炭なのだそうで、ある意味では作品。

余談ですが竹炭って、消臭・除湿・抗菌効果があったり、ご飯を炊くときに入れるとふっくら炊けたり、最近では食用としても注目されていたり、意外とすごいものだったりするんだそうです。

こちらは商品ではないのですが、敬子さんが手作りした花炭。ものすごい煙に耐えながら頑張って作ったんだとか。

これも消臭効果があるんだそうで、煙はすごいけど意外と作れるみたいですよ。なんか楽しそう。ちょっと挑戦してみたくなりますよね。

どれも可愛らしくも、丁寧に作られているのが分かる商品ばかり。お店に並ぶ商品は全てハンドメイドで作られているんだそう。

ハンドメイドの商品はどの商品も1点もの。似ている商品はあるけれど、まったく同じデザインのものは一つもありません。

大切に、永く使っていきたい。自然とそんな気持ちになります。

赤ちゃんのよだれかけを発見。うちには赤ん坊がいるので一つ購入させてもらうことに。

「一つ一つ違うので、並べて良く見て選んでください。」と、快く全て並べて選ばせてくれました。

確かにこうして良く見ると一つ一つ結構違う。全て使われている布が違ったり、糸の色が違ったり。クマちゃんの表情も目のバランスなんかでちょっと違ったり。

クジラのデザインも。うちのブログの名前が日刊ホエールなので、クジラを見つけるとなんだか勝手にご縁を感じてしまいます。

並べに並べて３種類目。こちらのネコちゃんのデザインと色がなんだかうちの子には一番しっくりくる気がしたので、この中から選ぶことに。

悩みに悩んだ末、こちらのネコちゃんにしました。縦のしま模様とチェックが明るい雰囲気でとっても可愛い。肝心の我が子はなんだか不満げな口元になってますけども。

後日着けてみると、無事気に入った様子で安心。元気にチュパチュパと舐めては、よだれまみれにしておりました。

もう一つ何か買っていこうかなと見ているとこちらのヘアゴムが可愛かったので、見せてもらうことに。たくさんあるヘアゴムを机の上に全部出してじっくり選ばせてくれました。

こちらのヘアゴムは紙紐を編んで作ったお花の飾りで、こちらも一つ一つ色形大きさがちょっとずつ違う。

遠慮なくガッツリと吟味して、今回はこちらのヘアゴムとよだれかけを購入させていただくことにいたしました。

「アトリエ jukei」さん、お店の前は何回か通ったことがあるけれど、お店が開いているのを見かけたのは今回がはじめて。

それもそのはずで、こちらのお店は月火水の１０：００～１５：００の営業でマイペースにまったりとやっているのだそう。お店をやっている期間も、５月の連休明けから１１月いっぱいまでで、雪が降ったらもう休業してしまうのだとか。

なので、もしかすると１年の中でお店がやっているときに出会えるのが数回しかないかもしれない。そんなレアなお店となっております。

マイペースにまったりと、やったりやらなかったり。大雨が降ったりあまりにも暑かったりするとお休みしたり。なんか良いですよね。

そして突然お店が開いているところに遭遇すると、お店の雰囲気も相まって、異世界のお店が突然そこにポンと現れたのかな？と思ってしまいます。

お店の真正面に小学校があるので、下校中の小学生の元気な声がお店に聞こえてくるのだそうです。「あ！あのお店、今日はやってる！！」なんて。私が小学生だったら、「あそこは魔女のやってる不思議なお店なんだ！」なんて友達と盛り上がったんだろうなぁ。

でも大丈夫、ここにいるのは笑顔の素敵な優しい敬子さんだから。

もしかしたら魔法の１つや２つくらいは使えるかもしれないけど。