【二日酔いシリーズ#2】ちょい本格的魚介塩ラーメン

そこそこ本格的に感じるかもしれないけど、塩ダレがあったら簡単だよ

自宅でラーメンを作るというと大抵はインスタントラーメンを作ることになるでしょう。
もちろんそれはそれで良いのだけれど、酒飲みたるものラーメンくらい作れても良いと思うわけです(?)

今日はやや面倒ながら、趣味で作るには最適かな?といった感じの塩ラーメンの作り方を紹介します。

目次

チャーシュー作り

さて、このラーメンを作る上で一番時間がかかるのがチャーシュー作り。
私はちょっとチャーシューが苦手だったり、二日酔いの時にチャーシューを食べたいかと言えば大いに疑問があるので、別に作らなくても良いのですが、万が一二日酔いでない人が作るのであれば必要な工程かと思いますので一応作っておきます。

さて今回は近所のスーパーウオロクで買ってきた厚切り豚肩ロースを使います。
ロースというととんかつに使うような部位と、今回使うような筋が入り込んだ部位があるかと思いますが、今回使うこちらがより肩寄りの部位、所謂『リブロース』の部分。

淡泊ながら比較的柔らかく仕上がりやすいので、ソテー等に向いています。

フォークで全体に穴をあけたら67℃で3時間。
この時点で「はたして二日酔いとは・・・?」となりますが、前述した通り、チャーシューは無くても良いです。

今回はロースで作るには典型的な食感のあるチャーシューを作るのにこの設定にしましたが、ホロホロのチャーシューがよければ低温調理ではなく、沸騰させて1時間半~2時間程度。
低温調理系のチャーシューがよければ63℃で4時間ほどが良いでしょう。

一般的な醤油ラーメンを作るのであれば、鶏ガラなどを炊いている鍋で一緒に炊き込むと出汁としても良いですが、今回はあっさりとした塩ラーメンなので、この作り方を採用します。

出来上がりはこんな感じ。
炒飯とか作るのにも良いですね。

スープ作り

今回は魚介塩ラーメンということで、鯛のアラを活用します。

我が家ではちょくちょく魚を捌くので、ストッカーにアラが貯まっていきます。
時々活用していかないともったいないですから、使っていきましょう。
「アラなんてないよ!」って方は案外魚介コーナーの片隅に売ってるのでたまのラーメン作りや鍋の出汁のためにでも買っておいても良いかもしれません。

グリルで軽く焼いてこんな感じにしたら、水を張った鍋に入れて、一度沸かしたらアクを取り、ごく弱火で50分、アサリを加えて+10分、これで出汁は完成です。

(写真を撮り忘れていて、すでにラーメンを作った後だった為スープが少量ですが、勘弁ください)

塩ダレ(カエシ)

カエシには干し椎茸と昆布、花かつおを使います。
わりと万能調味料なので、作って保存しておくと良いでしょう。

しいたけと昆布は4時間~1日程度かけて水出ししておきます(誰がやるんだこれ)

塩、味の素を加えて中火にかけます。
沸騰前に昆布を取り出し、沸いたら花かつおを加えごく弱火で10分加熱を続け、塩ダレは完成です。

おまけですが、ラーメンと言えば大切なのは香味油。
今回はためしにアサリを採用。

ラードを弱火にかけて、よく水分を取ったアサリを殻ごと加えて3分加熱。
そこそこ香る油ができました。

実食

塩ダレに香味油を少々。

ここにスープ、麺を加えて飾っていきます。

チャーシュー、小口のネギ、出汁に使ったアサリ、三つ葉、糸唐辛子を乗せて完成。
本当はほうれん草も乗せたかったのだけど、完成してから存在を思い出したので今回は断念。

(ほうれん草は二日酔いに良いのです。)

海苔も良いですが、魚介出汁は具材の香りにかなり影響されるので、今回は不採用。
シンプルにいただきましょう。

同居人に食べてもらいましたがなかなか好評だったようで良かった。
面倒そうに見えたかもしれませんが、出汁はだしの素にしてしまっても構いませんし、チャーシューは作らなくても良いし、塩ダレさえ作ってあればインスタントラーメンとさして変わらない労力でできますので、是非作ってみてください!

んでは!

レシピ

〇魚介出汁
鯛のアラ・・・400g
アサリ・・・150g
水・・・800cc

出来高600~650cc(2人前)

〇塩ダレ
干し椎茸・・・3個
昆布・・・10g
あら塩・・・80g
酒・・・100cc
味の素・・・10g

※麺はスーパーで売ってた細麺です。

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この記事を書いた人

全国津々浦々移住を繰り返す流浪の民です。
料理家で元作曲家で元伝統工芸士等々なにやってんだかよくわからん人。

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