鶏むね肉の唐揚げが最高だって話をしなければならない

定食屋に居酒屋に中華屋に・・・外食をすれば見かける機会も多い唐揚げ。
楽しみ方も多種多様で、定食のようにご飯と合わせたい人もいれば、つまみにしてビールで油を流し込む人もいるでしょう。

ヤンニョムチキンのようにする選択肢もあれば、油淋鶏もあるなぁ~とアレンジの仕方も多岐にわたるが、今回記事にしたいのはそういったところではない。

『唐揚げは、鶏むね肉もとても美味い。』

パサパサしやすいイメージからか、唐揚げといえばもも肉を選択する人が多いと感じる。
そもそものところで外食すると見かける機会が多いと言ったものの、外食の際に見かける唐揚げはもも肉を採用していることが多いから、イメージとしてもも肉の料理だと思っている人もいるかもしれない。

だからこそ声を大にして言いたい。
「鶏むね肉の唐揚げも美味いぞー!」

と、いった所で、今日は鶏むね肉の唐揚げをジューシーで美味しくするレシピを紹介していきたいと思う。

目次

ジューシーなむね肉唐揚げへの道①ブライン液

とはいえ、鶏むね肉はパサパサになりやすいという認識は間違っていない。
調理レベルの高い食材だと思う。

そこで活躍するのがブライン液ってやつだ。
難しい理屈は今回端折るが、『パサパサしがちな肉類を調理する際、ジューシーに仕上げたいならこれを覚えとけ』的に認識しておいてもらって一旦構わない。

作り方は簡単で、水に塩と砂糖を溶かしたものだ。

簡単なのに、漬け込んでおくだけで効果は抜群で、厚みのある豚ロース肉でソテーをしたい時にも有効だし、兎角汎用性が高い。
今回のブライン液は水300ccに対して塩15g、砂糖15gを溶かしてある。
この分量は目的によって変わることがあって、例えば上記で紹介した豚ロース肉の場合であれば、それぞれ倍の濃度にして漬け込む時間を短くしたりと工夫することがある。

今回の唐揚げはラップをかけてブライン液に30分漬け込むことにする。
(多少長くなっても良いが、1時間以上も漬け込んでいると必要以上に塩分が入ってしょっぱくなってしまうので注意)

水分に由来する臭みはブライン液に漬け込むことでほとんど解決できるので、今回漬け込み液には酒を入れない。

ジューシーなむね肉唐揚げへの道⓶下味

卵、にんにく、しょうが、砂糖、醤油を加えてもう30分漬け込む。
分量は後述するけど、味付けは好みで構わない。
(卵はむね肉2枚で1コが良いと思うのだけど、横着して1枚に1コ入れたらやっぱり多すぎました・・・)

時間的に問題があって、長く漬け込む必要がある際には、塩分は少し控え目にして、なにかしらの油でコーティングすると良い。
今回はマヨネーズを少し。

これはもちろん風味に問題がなければごま油でも良いし、サラダ油だって構わない。
味が強い唐揚げを作りたければ、塩を振るのも良いだろう。

ジューシーなむね肉唐揚げへの道③揚げ衣


さて、ここから衣をつけてあげるわけだけど、ここが最も自由な発想が発揮される場面だろう。
友人に聞くとどうやら小麦粉と片栗粉を半々にするのが一般的なのだそう。

それも良いし、しっとり香ばしい唐揚げに仕上げたかったら小麦粉の分量を増やしたり、なんだったら小麦粉だけでも良い。
カリっとザクっとする食感が欲しいなら片栗粉を増やしたり、片栗粉だけだって良い。
(竜田揚げやんけー!ってツッコミは今回ないものとします。)

ザクザクな食感がよければ米粉を使ったって良いし、お弁当に入れるのが目的で、時間がたってからも食感を損ないたくないならコンスターチを加えるのも良さそうです。

フライドチキンのように衣にスパイスの要素を加えたければ胡椒やオールスパイス、カレー粉を加えても良いし、にんにく風味の唐揚げを作りたければここにガーリックパウダーを入れればお手軽ににんにく唐揚げを作れるでしょう。

今回はあまり家庭ではないタイプを提供したかったので、片栗粉だけに少量の水を加えて、あえてダマを作ってガリザク系の唐揚げを紹介することにする。

ジューシーなむね肉唐揚げへの道④揚げる

170℃から少しずつ温度が上がって行くような、弱めの中火で5分ほど揚げて完成。
個人的にだけど、胸肉の唐揚げは2度揚げせずに1度で揚げきってしまう方が良い。

さてこれで出来上がり。
お好みで塩や胡椒、レモンを添えてお召し上がりください。

料理をしない人であればむね肉ということにも気づかないほどジューシーな出来栄えになることでしょう。

技術的に難しいところはないので、是非一度試してみてください。

鶏むね肉1枚につき
〇ブライン液
水300cc
塩15g
砂糖15g

〇下味
卵1/2
しょうがチューブ3cm
にんにくチューブ3cm
醤油 大さじ2
砂糖 小さじ1
マヨネーズ 小さじ1

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