新潟に移住して早くも10か月ほどが経ちました。
引っ越してすぐはちょこちょこ用事があって元々住んでいた地方に行くこともあったけれど、ここしばらくは県外に行く機会もありませんでした。
それが先日、友人が経営している飲食店の相談に乗ってほしいということで、久々に県外に出向くことになったのですが、色々話を聞きながらご飯を頂くことになりました。
米を一口頂いて驚いた。
全然ちゃうやんけ・・・!!
もちろんそこで頂いたご飯がまずかったとかそういう話ではなくて、なんというか食感も咀嚼した時の香りも甘味も全然違う。
新潟県の米はモチっとしっとりしていて少し粘りがあって、甘味が強い。
友人の店は中華でしたから、炒飯に向かないとか、そんな事情も加味してお米選びをしたのでしょう。
粒立ちも良くて舌触りも良いけれど、それほど甘みの強くないご飯でした。
強い味のおかずにはよく合っていて、酢豚やレバニラと合わせて頂いたらそれはとても美味しかったのです。
まあそんな話は一旦横に置いて、帰路についたのはもう遅かったですし、疲れていたので、晩御飯は簡単に塩鮭焼いて、ちゃちゃっと味噌汁を作って済ませることに。
これが驚くほど美味い。
なんでだろうかと思ったら、これは米が違うんだなと。
塩の効いたシンプルな鮭の味、香りに嚙むごと米の甘味が加わってくる。
なるほど、強いおかずを作ることが多いのでなかなか気づかなかったけれど、シンプルなおかずで食べるとこれほど美味いのか。
いままで結構もったいない食べ方をしてきたのかもしれないですね。
思えば昔は米をどれだけ食べるか、ということをよく考えていた気がするけれど、最近はバランスを重視していて、ご飯の進むおかずはどれで、副菜はあれでのような考え方をしていて、ご飯そのもののことはあまり考えていなかったような気がします。
なにでご飯を食べるか。
そんなことを考えるきっかけになる一日でした。