料理酒のすゝめ

自炊お疲れ様です。
これは本当に思っていて、僕は運の良いことに極端に料理が好きです。
それでも時々は「面倒だなあ」と思うことはあるわけです。
自炊している方にも色々事情はあるでしょうが、料理が好きだというのはなかなかレアリティの高いユニークスキルだということを知っていますので、面倒だろうに偉いなーと大変感心しておるわけです(突然の上から目線)

はてさて、せっかく自炊をしてはいるものの、ちょっとマンネリ化というか、いつもの料理を手軽にもう一味上げたい、少しこだわれるようになりたいなんて上昇志向のみなさんに向けて、今日は日本酒・料理酒の違い、選び方をお教えしようかと思います。

実は、この2つの調味料は全く違う役割と味わいを持つんです。この記事では、料理酒と日本酒の違いを徹底解説し、選び方や賢い使い方まで詳しくご紹介します。

目次

料理酒と日本酒:違い、選び方、賢い使い方を徹底解説

料理酒と日本酒は、どちらも良くレシピに登場する一般的な調味料ですが、気軽だし安いしとりあえずで料理酒を使ってるって方も多いと思います。
実は味わいを始め、使い分けることができるようになると料理の幅もぐっと広がりますので、それぞれの選び方や賢い使い方までを解説します。

1. 料理酒と日本酒の違い

項目料理酒日本酒
目的料理の味付け、香り付け、食材の下処理料理酒の役割に加えて、嗜好品としての飲用
原材料米、米麹、水、塩(その他、商品によって酸味料や甘味料を含む)米、米麹、水(その他、種類によって添加物あり)
味わい塩味、酸味、甘味、アルコール風味米の旨味、甘味、酸味、アルコール風味(種類によって香りや味わいが様々)
アルコール度数約12~16度約15~20度(種類によって異なる)
添加物塩(その他、商品によって酸味料や甘味料を含む)種類によって添加物あり
飲用不可(酒税回避に塩分添加)可。とてもおいしい。
値段(1L)200~500円程度1,000円~程度

2. 料理酒の選び方

  • 原材料
    塩分や酸味料、甘味料などの添加物が含まれているかどうか確認しましょう。
    シンプルな原材料のものはクセがなく使いやすいですが、酸味や甘味が含まれているものは、料理に深みを加えられます。
  • アルコール度数
    案外関心を持たれることのないアルコール度数ですが、一応特徴がありまして、アルコール度数が高いものは香り立ちが良く、低いものは料理に溶け込みやすいです。
  • 用途
    魚料理には塩分控えめ、肉料理には旨味のあるものなど、料理に合わせた料理酒を選ぶと効果的です。

3. 日本酒の選び方

  • 種類
    純米酒、吟醸酒、本醸造酒など、種類によって味わいや香りが異なります。
    料理に使った際にも結構違いがあるので、参考にしましょう。
  • 酒質
    辛口、甘口、酸性、旨味など、酒質によって味わいの印象が大きく変わります。

4. 料理酒と日本酒、おすすめの使い分け

  • 料理酒
    • 魚介類の下処理
      酒に浸しておくと生臭みを消し、旨味を引き出すことができます。
    • 肉類の下処理
      酒に浸しておくと柔らかく、臭みを抑えることができます。
    • 炒め物や煮物
      酒を加えると、食材の旨味を引き出し、香り付けになります。
    • 揚げ物
      天ぷらや唐揚げなどの衣に酒を混ぜると、サクサクに仕上がります。

      料理酒のおすすめ料理
    • 鶏肉のから揚げ
      鶏肉の漬け込む調味液は料理酒が良いでしょう。
      臭みを取るのには十分効果を期待できますし、こだわりの逸品を探求するなら話は別ですが、費用対効果的に、あえて日本酒にするほどのメリットは無いと言って良いでしょう。
    • 鮭のムニエル
      鮭に料理酒を振りかけて焼くことで、生臭みを消し、ふっくらとした仕上がりになります。
    • 豚肉の生姜焼き
      豚肉を料理酒に漬け込むことで、柔らかく、臭みを抑えることができます。また、生姜の風味が引き立ちます。
  • 日本酒
    • 魚介類の酒蒸し
      酒蒸しにすることで、魚の旨味を閉じ込め、香り豊かに仕上げることができます。
      料理酒と違い塩分も添加されていないので、味が決めやすく、深みが出ます。
    • 肉料理の煮込み
      酒を加えると、肉を柔らかく煮込み、風味豊かにすることができます。
    • 炊き込みご飯
      酒を加えると、ご飯に風味とコクがプラスされます。

      日本酒のおすすめ料理
    • ぶり大根
      ぶり大根を作る際、煮汁に日本酒を加えると、魚の臭みを消す他、旨味を引き出すことができます。
    • すき焼き
      すき焼きの割り下を作る際、日本酒を加えると、風味豊かに仕上がります。また、肉を柔らかくする効果もあります。
    • 酒蒸し
      魚介類や野菜を酒蒸しにすることで、素材本来の旨味を閉じ込めることができます。また、酒の香りが加わり、上品な味わいになります。

5. まとめ

ざっくりと分けると、臭み消し等酒類調味料に求める効果を期待する場合、香りの強い調味料を多く使う料理には料理酒、出汁を効かせる料理や、シンプルな味付けの料理、煮込み料理等を作る場合には日本酒が良いでしょう。

日本酒を使う際には日本酒自体が持つ味わいによって、当然料理の味もかなり差異が出ますので、お好みに合わせて使い分けられるようになると素晴らしいですね。

参考までに、白身魚のたんぱくな味わいを生かす時や、酒蒸し等香りや出汁を生かしたい料理には辛口。
角煮や煮物等甘味が強い料理には甘みの強い日本酒がおすすめです。

でも日本酒って家にあるとついつい飲んじゃってなかなか残んないんですよね~。

んではご参考までに。

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