「今日はなんだかはちきれるまで食べたいな。」と思う日はありますか?
「今日はなんだかジャンクにいきたいな。」って思うことがありませんか?
「今日はなんだか、背油を給油したいな。」って思うことがありますよね?
ガソリンがないと車が走らないように、背油がないと我々は走れません。分かります。
背油を求めてやまない皆様、とにかくお腹いっぱいラーメンを食べたい皆様、お待たせいたししました。
救世主を紹介させてください。
がっつり食堂 ドカメン
定期的に食べたくなるラーメンというものがある。
美味しいラーメンというものは数多くあるなかで、その中でもある日突然「あの店のあのラーメン」が食べたくなる。
そんな心に刻み込まれたラーメンというものがある。
筆者は柏崎市出身なのだが、関東に住んでいた時にも帰省のたびに食べに行っていたような気がする。そんなラーメン屋さんを紹介させてほしい。
国道252号線を走っていると突如現れるこちらのお店、見るからにお腹いっぱいにして返してくれそうな店構え、
ガソリンスタンドでガソリンを給油している横で、人々に背油を給油しているこちらのお店は「がっつり食堂 ドカメン」さんである。
それにしてもいつ見ても良い看板である。見るだけでもうこのラーメンの口になってしまうような美味しそうなガッツリラーメンの下に、「背油給油中」の文字。思わず「やかましいわ!」とツッコミを入れたくなる。
こちらのお店はあの燕三条背油ラーメンの元祖と言われる「ラーメン潤」さんのグループのお店の一つで、数ある系列店の中でも唯一のドカ盛りのお店なのだ。
(ところで「ラーメン潤」さんのHPのこちらのページが個人的にすごくおもしろかったのでよかったら読んでみて。ラーメン潤の誕生秘話)
写真は営業時間外のものなので車が止まっていないが、普段は営業時間にはたくさんの人が訪れては背油を給油している。休日の人の多いときでは駐車場が満車状態でお客さんがならんでいたりもする人気店だ。
女性が一人で来店していたりもする。いかに中毒性の高いお店かが分かる。
さて、間髪入れずにラーメンを紹介していこう。
黒子豚ラーメン
券売機で購入した食券を店員さんに渡す際に、ニンニクの有無、背油の量、大盛にするかどうかを聞かれる。
ここは迷わず「ニンニク有、大盛、大油で。」と言いたいところだが、見栄を張ってはいけない。そもそものラーメンの量がなかなかに多いし、そもそもコッテリとしたラーメンであるということを頭に入れておこう。
筆者は自分の胃袋を過信してか、もうこれは反射的に「ニンニク有、大盛、大油で。」と言ってしまっては後から後悔する。
偉いことに今回はそれを覚えていたので、「ニンニク有、普通盛、背油普通で。」と自分に合ったオーダーをすることが出来た。
結果的に言うと、これは大正解だった。みなさんもこの辺を頭に入れてオーダーしよう。ちなみに筆者はそんなにたくさんは食べれないタイプである。身体はデカいのに。不条理な世の中である。
さて、気を取り直して。
このお店のおすすめは、まずはなんといっても子豚ラーメン。
しかしみなさん、子豚という可愛らしい名前に惑わされてはいけない。
子豚とは・・・?
これで、「ニンニク有、普通盛、背油普通」だからね。
そして、まず初めに言っておかなけれはならないことがある。
ごめんなさい、これは黒子豚ラーメンです。
こちらは定番の子豚ラーメンに黒マー油(焦がしニンニク油)が追加された、「黒子豚ラーメン(970円)」です。
紹介するならまずは定番のものを紹介した方がいいことは分かっているのだが、あろうことかそんなことは置いておいて好きなものを食べるという選択をしてしまった。(後悔はない)
こちらのラーメン、まずは何と言ってもスープがうまい。
口に入れるとガツンと豚骨の旨味が飛び込んで来るのだが臭みはなく、がっつり系ラーメンにありがちな「しょっぱ過ぎる」ということもなく、めっちゃ丁度良い。身体が「これこれこれ!!」と歓喜する。毎回このラーメンを食べると思わず小さくガッツポーズをしてしまう。
そしてヘルシー志向な私はまず上に乗っているもやしをスープにしっかりと浸して背油と一緒に食らう。ベジファーストと言うやつだ。ラーメンの上に乗っている時のもやしは、いつにもまして光輝いて見える。
シャキシャキとスープに浸したもやしを食べ、スープを飲み、心の準備をしたら。
いざ麺を食らう。
もちもちとした麺がパンチのあるスープと絡んで口の中に吸い込まれてくる。それを噛みしめては幸せを嚙みしめる。
もはや、幸せを噛んでいるのか麺を噛んでいるのか分からないほどである(?)。
そして柔らかく味の染みた子豚、チャーシューに噛り付いて今日の勝利をお祝いする。
なにげにとても嬉しいのがこの横のキクラゲだ。途中で食感が変わって飽きがこない。
そしてみなさん、今回頼んだのは黒子豚だ。何が言いたいか分かるかい?
このラーメン、表面に浮いた黒マー油(焦がしニンニク油)を混ぜるとまた違った表情を見せてくれるってこと。
香ばしく、刻まれた生ニンニクとはまた違ったパンチを繰り広げてくれる黒マー油。混ぜるとさっきのパンチのある美味しいスープと最強のコラボレーションをしてドリームパンチを繰り出してくれる。なんとも言えないこの充実感。これが好きで黒マー油と聞くと反射的に注文してしまう。
旨辛ネギ豚ラーメン
この日の2人の同行者の注文したラーメンもちょっと味見させてもらったのでそっちも紹介させてもらおうと思う。
まずはこれ、旨辛ネギ豚ラーメン(990円)だ。
こちらのラーメン、見た目から辛さが伝わってくると思うが、なかなかに辛い。2辛・3辛・激辛から選べて、この時は確か3辛にしていた気がするが、それでもなかなかに辛かった。
しかし、正確には分からないが豆板醤っぽい雰囲気の、中でも爽やかな方の辛さで、口の中に残る感じの辛さではない。
なので、食べれば食べる程に汗が出てくるが、気持ちよく食べ進めていける辛さになっている。
このラーメンも豚ラーメンの名前はついているので豚ラーメンと似た味なのかと思いながら食べてみたのだが、結構方向性の違う味わいのラーメンだった。
先ほどの黒子豚ラーメンが横綱の張り手だとすると、こちらはボクサーの重めのストレートって感じ。
しかし、辛味の中にしっかりと子豚ラーメンの味わいがあり、とても充実感のある味だった。
燕三条やきそば
そしてもう一人の同行者の注文したのがこれ
燕三条やきそば(870円)
焼きそば・・・?
普段から馴染みのある焼きそばとあまりにも違う見た目に、思わず戸惑ってしまうが、想像してみてほしい。
さっきのラーメンのもちもちとした麺を焼いて、煮干しの香りの効いたタレを良く絡めて、コッテリとした背油を乗せて、これに別皿で付いてきた生卵を混ぜて食らう。
美味しいに決まってるでしょう。
コッテリと背油で光り輝く麺をすすると、子豚ラーメンとはまた違ったタレのパンチをお見舞いしてくれる。
がっつりとしているが食べやすく、どんどんと食べ進められる、女性にもおすすめのメニューだ。
岩海苔トッピングがおすすめ
「ラーメン潤」さんの特徴としても知られる岩のり、やはりこちらの「がっつり食堂 ドカメン」さんでも有料ではあるがトッピングすることが出来る。
岩のりがヒタヒタにスープを吸い込んで磯の香りと共にスープを口の中へと運んできてくれる。これが満足感をプラスしてくれるのでラーメン全般におすすめのトッピングとなっている。
最初からラーメンに乗せてしまうのも良いが、岩のりを入れると海苔の香りがラーメンに加わって味が変わってしまう。
なので、まずは別皿でもらって、食べながら味変として岩のりを乗せていくのがおすすめの食べ方だ。
しかし、岩のりはなかなかにお腹の中で膨らむので注意が必要である。
そして、子豚ラーメンとの闘いの結果だが、ギリギリのところで完食することができた。
普通盛りの油普通にして本当に正解だった。本当にちょうど満腹。
ちょうど背油満タン頂いたところで、満足感と共に今回はこの辺で終わろうと思う。
皆さんもガス欠になりそうになったら、こちらの「がっつり食堂 ドカメン」さんに来て背油を給油していってほしい。
ガス欠になってからだと色々大変だからね。ガス欠になる前にね。おいしいから。
ということで今回はこの辺で!ばいばい!
・今回紹介したお店
店名:「がっつり食堂 ドカメン」
住所:新潟県柏崎市三和町9-59
営業時間:11:00 – 23:00
定休日:火曜日