みなさんナポリタンは好きですか?
10代の初め、料理を作るようになって、ナポリタンに挑戦したのはずいぶんと早かったような気がします。
洋食ってあこがれやすいんだろうなぁ。ハンバーグとか、ハヤシライスとか、ビーフストロガノフとか、ナポリタンとか。
好きこそものの上手なれみたいなもんで、当然それは良いことなんだけども、ナポリタンについては昔から一つ疑問があります。
『昔ながらの喫茶店風ナポリタン』が至高という風潮。
いや、わかるそれを否定したいわけじゃないんだ。僕も好きだから一旦石を投げるのは待ってほしい。
ただ、料理は時代によって変化していく(あえて進化とは言わない)中で、ナポリタンは『昔ながら』というワードをとかく大事にしていて、これぞナポリタン像のようなものが極端に出来上がっている感じがするのですよ。
あらかじめ長めに茹でたパスタ麺を流水で洗って、オリーブオイルを回して冷蔵して休ませ、具材とケチャップを炒めたところに隠し味でみりんを入れて・・・ってな具合で、実際僕もそういうナポリタンは良く作るし、美味しいのはそう。
だけども、少し違う形のナポリタンを模索していっても良いのではないかと思っていたわけです。
そこで、今回ナポリタンを作る機会があったので、ちょっと特殊な作り方をしたナポリタンを紹介してみようと思います。
まずスパゲッティを浸水させます。2時間くらい。
2時間程度で十分吸水して、下の写真みたいになります(正直ちょっとキm……)。
さて、具材はウインナー、玉ねぎ、ミニトマト、マッシュルーム、ピーマン。ミニトマトは少し以外かもしれないですけど、ケチャップだけでは演出できないキリっとした酸味が欲しかったのでお試しで。
ミニトマトは塩と砂糖を軽く振ってマリネしておきます。
オリーブオイルを敷いて、ウインナーから炒め始め、片面きつね色になっったら玉ねぎ、ミニトマトを加えてさらに炒めていきます。
玉ねぎが透明になってきたらマッシュルームを加え、油をまとうまで軽く炒め合わせたらケチャップ、ウスターソース、みりんを加えて、ケチャップの色合いが濃くなるまで火にかける。
ピーマンは火が入りすぎないようにこのタイミングで、炒め野菜の上に乗せて間接的に火を通し始める。
ケチャップがやや色濃く煮詰まってきたところで麺を入れ、麺の戻し汁を入れて具材と合わせて煮る。
全体になじませたら、水分を飛ばすように煮詰めていき、水っぽさがなくなって、熱した油の音が聞こえてきたらバターを加え、そこから3分~5分程度炒め合わせていく。
追加でケチャップ、塩コショウで味を整えたら完成。
粉チーズ、タバスコをお好みでかけてどうぞ。
まだまだ改善の余地はありそうですけど、新食感のナポリタンが味わえるはずです。ぜひ一度お試しを。
(んーミニトマトが思ったより効いてないかなー…もちっとした食感を生かすにはもうちょっと具材とケチャップを炒める時間延ばした方が良いかなー…ケチャップだけでも甘味十分かな、みりんいらないかな?ちょっと香りづけに醤油入れても良いかもな…う~ん・・・)
〇新型ナポリタン試作1号(2人前)
- パスタ180g(太めが良い、今回は1.7mm)
- ウインナー1袋(5本)
- 玉ねぎ1個
- マッシュルーム好み
- ピーマン2個
- ミニトマト6個
- ケチャップ大匙6(+味調整分)
- みりん小さじ2
- ウスターソース大さじ1
- 塩コショウ少々
- バター20g
- オリーブオイル大匙2
- パスタ戻し汁1カップ