三宝亭に行きまして

さて、本日もたいらですが、知っての通り最近新潟に移住してきた流浪の民です。

居住地を変える際には大抵きっかけがあるもので、今回新潟に来たのも例外ではないわけです。

そんなきっかけになったのは一人の友人だったわけですが、彼と久々に遊びに行った際(※高龍神社に行きましての記事参照)昼食を取ろうという話になった時には昼時を過ぎてまして、個人店には入れない。

そこで連れて行ってくれたのが『三宝亭』

どうやら新潟に土着したチェーンらしい。

三宝グループ
三宝亭/さんぽう亭 |三宝グループ | 三宝グループ 中華麺食房 三宝亭/さんぽう亭|妥協しない極上煮干しスープと、こだわりの自家製麺、じっくり煮込んだトロトロのチャーシューがあなたをお待ちしております。
公式HPより引用。外観写真撮り忘れた・・・不覚。

こってり背油ラーメンから味噌ラーメン、五目うま煮麺から自慢のチャーハン、餃子とまあなんでもある。

せっかく店に入ると端から味見してみたくなる悪癖持ちの私だけど、こういったメニュー豊富な店に来た時には優柔不断を発揮するわけではなく、自分なりのルールがある。

単純な話で、まずは一番シンプルなものを頼む、だ。

ラーメン推しで来た今回は最もシンプルな構成で、醤油ラーメンとチャーハンのセットと、単品で餃子を頼むことにする。

さて、着丼。

メニューから写真は見ていたものの、いざ目の前にしてみて期待を裏切らないお三方。

午前中から動き回って空腹だったところにこれが現れたら食欲は沸き立つもので、さっそく頂くことにする。

醤油ラーメンのスープをさっそくすすってみると、なるほど強い煮干しの香り。

奥底に控えている出汁感というよりは、直接的にガツンとくる煮干し感。だけど臭みを感じるほどでもなくて食べ進めやすい濃度だ。

麺は細めの中華麺で、つるつると汁を絡めて啜りやすいそれは一口の満足はそこそこに、香りを感じながら食べ進めるには丁度良い。

チャーシューは薄切りのバラ肉。肉感より脂の甘味を強く感じられる1枚で、あっさり目に構成されたラーメンの中にアクセントとして良い感じ。

続いてチャーハン。

実のところ、色々食べたいけど大食漢なわけではない私みたいなのが一番恐れているのがセットのチャーハンで、店によっては半チャーハンと書かれてはいても、いざ食卓に登場すればどうみても普通盛り、うれしいけど…!うれしいけど無理かもしれん!ってことが往々にしてある。

一旦ちゃんと少な目のチャーハンで安心した。

逆に言えば「もっと盛って来いよ!おぉん!」みたいな人もいるのかもしれないけど、それはあくまで盛ってくれていた場合店側の温情を頂いているだけであって、そもそも我々客側が量についてとやかく言うべきではないのだ。

とりあえず食べきれそうな気配に一安心したところで、このチャーハンはどうやら自慢の逸品だそうで、期待をもちながらいざ一口頂く。

油多めのしとっとした食感。

口に入れればほろっとして、ベチャっとしているわけではない。咀嚼すれば奥からネギの香りも広がって、まさにチェーン店に望む安定的チャーハンを体現したような味わい。

さて、最後に餃子だ。

餃子は、度々野菜の水抜きが足りなかったり、塩打ちが足りなかったり、ツナのような食感・香りがしたりと好みの分かれる要素が出やすいが、三宝亭の餃子に関してはバランスが良い。

肉々しい!とか肉汁じゅわっ!とか、ジューシー!みたいな強い特徴があるわけではないけど、食べやすく、あっさり目(ラーメンやチャーハンがあっさりな訳ないんだけども)の中に酢やラー油を絡めたキリっとした味わいを挟むには申し分ない。

完食。

こだわりを持った個人店のような中毒性やパンチ力はないものの、地元民が気軽に楽しむには良いお店だな、という印象でした。

観光している人だったら、もっと個性的なものを求めたほうが面白いのだろうけど、地元民としては気軽に食べに行けるのは嬉しいなあという感じでした。

ごちそうさま!

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この記事を書いた人

全国津々浦々移住を繰り返す流浪の民です。
料理家で元作曲家で元伝統工芸士等々なにやってんだかよくわからん人。

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