常識は、疑わなければ~鶏むね肉のエチュベ~

今日も今日とて、たいらですよ。

みなさんいかがお過ごしでしょうかと挨拶をしてみるものの、突然の春めいた風を受けて絶賛体調不良のたいらです。

花粉症と風邪が併発することに異議を申し立てたいものの、止まらない鼻水ひとつをとっても風邪のせいなのか花粉のせいなのかも判然としないようでは、文句のつけようもないわけです。

さて、我が家には同居人が2人おりまして、両名そんなに料理をするタイプでもないので、基本的に私が炊事担当をすることになります。

料理好きなもので、それ自体は全く問題ないのだけど、結構太りやすいもので、時々自分の分だけ減量食にする期間があったりします。

2食分作ることになったり、それも別に構わないのだけど、どうやら同居人のほうがダイエットに興味を持ったようで、ちょこちょこ作ってほしいとご要望を頂くことに。

いつも自分の分だけだったら納豆オクラネバネバぶっかけそばを作ったりすることが多いのだけど、せっかくなら美味しくダイエットをしようということで、ちょっと工夫したものを作ってみることに。

今日はそんな中から一品紹介しようかと思います。

本日の主役はこいつ。

ダイエットで鶏むね肉って言っても意外性もなにもないけど、今日は美味しく食べる方法をおひとつお教えしようと思います。

とりあえず全体に塩を振って10分強、キッチンペーパーで拭って余計な水分を取ります。

お供はこいつら。

カリフラワーと、なにかしらのきのこ。

今回はしめじだけど、マッシュルームでもしいたけでもエリンギでも食感と風合いが変わるのを許せばえのきだって美味しい。

カリフラワーときのこには塩コショウを振って、よく全体を混ぜ合わせておく。

水分をぬぐった鶏むね肉に、今回はオールスパイスとブラックペッパーを擦り込む。

もっと色んなスパイスやハーブを使っても良いし、無くたって良い。使ったことないものに挑戦してみて失敗するのも面白い。

オールスパイスは肉類と合わせやすいので、スパイスがあまりわからないけど使ってみたい!って感じならとりあえずおすすめ。

オリーブオイルを熱したフライパンで、鶏肉を皮目から中火にかけ、パリっとするまで焼いたらひっくり返す。

鶏肉の肉側が全体軽く火が入ったら一旦取り出して、そのままのフライパンできのことカリフラワーを軽く炒める。

ここではまだ鶏肉に火が入ってなくて良い。

きのこに油が馴染んだら酒とバター、好みのハーブを加えて、蓋をして火が通るまで5~8分ほど加熱して完成。

この時のハーブも好みでなんでも使ってみたら良いし、使わなくても良い。

乱暴な言い方をすれば、肉にはローズマリーを合わせときゃ間違いない。

器に盛りつけて適当に草のっけたら完成。

鶏むね肉のエチュベ。

しっとり食感の胸肉を、もったりソースをまとった具材と合わせてどうぞ。

副菜は温野菜。

小鍋に白菜を敷き詰めて、にんじんと豚もも肉の切り落としを乗っけたら酒をひと回し、ほんだし小さじ1、塩少々を振って蓋をして弱火で15分。

ポン酢をかけて食べる。

フレンチと和食だけど、エチュベもちょっと和風テイストだし案外良い取り合わせ。

例えばここから鶏肉の皮をはずしたり、バターをやめて少し水分を増やしてコンスターチを入れたり、もっとカロリーを抑える工夫はできるけど、ダイエットのコツは長く続けてアンダーカロリーの貯金をためること。

毎回がっつり抑えるより、こんな感じである程度ヘルシーにして、高たんぱくな食事を美味しく摂っていけば、おのずと減量につながるわけです。

鶏むね肉っておいしく食べる工夫が難しい食材ですけど、せっかくなら『パサパサで食べづらい』『しっとり食べるならサラダチキン』みたいな常識を打ち破ってみるのはいかがでしょう。

ちなみにエチュベというのは、少量の水分で蒸し焼きにする調理法のことを指します。

色々応用が利く調理法ですから、覚えておいて損はないですよ。

ほならばいばい。

〇鶏むね肉のエチュベ

  • 鶏むね肉1枚
  • カリフラワー80g
  • きのこ60g
  • 塩2つまみ
  • こしょう少々
  • 酒(白ワイン)大匙2
  • バター10g
  • オールスパイス
  • ローズマリー1本

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この記事を書いた人

全国津々浦々移住を繰り返す流浪の民です。
料理家で元作曲家で元伝統工芸士等々なにやってんだかよくわからん人。

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