みなさんは昔から行きつけのお店ってあるだろうか。
著者は、昔から家族で外食するとなったら毎回のようにここに行きたいと言っていたお店がある。
「ピッツェリア」である。
長岡インターの近くに、「カルビ牧場」と並んで店を構えているあの「ピッツェリア」である。
(実は、毎回ピッツェリアに行ってしまうのでカルビ牧場に行ったことがない。今度行ってみたい)
今回は、実家の冬囲いを外す手伝いの打ち上げで突然ピッツェリアにおじゃました。
なので、建物の写真はないし料理の名前も覚えてないしでグダグダだがご容赦願いたい。
(食べることを優先してしまうのでいつもまともに料理の写真が撮れない・・・。料理は出来立てが一番美味いのだ)
「タコのカルパッチョ」
なんと言っても、著者の中ではピッツェリアと言えばこいつである。
幼少期に初めて食べた時は衝撃を受けたものである。もともとタコは好物であったが、このカルパッチョから受けた衝撃はすさまじいものであった。
実際、今でも「カルパッチョ」と聞くと、反射的に「美味しいもの」というふうに変換されて脳に届いている気すらする。
そもそもこの「カルパッチョ」という名前の響きが素晴らしい。
思わず「カルパッチョ」という言葉を褒めてしまったが、特にこの「タコのカルパッチョ」は絶品である。
タコの上には岩海苔がかかっており、席に運んできてくれる時に目の前で上からガーリックオイルをバチバチと音を立てながらかけてくれるのだ。
このバチバチという音とガーリックの香りこそが、幼少期の著者に衝撃を与えたのではないかと思う。とにかく食欲をそそる。これをどうにか家でも再現できないかと思い、バチバチとガーリックを焦がしては試行錯誤したものである。
実は写真の「タコのカルパッチョ」は一皿に5人前盛られている。
なんとこの日は「ピッツェリア」のLINEクーポンで1アカウントにつき1人前の「タコのカルパッチョ」をプレゼントしてくれたのだ。
いや、いくらなんでも神すぎるのではなかろうか?あまりのおもてなしに動揺を隠せない。
全人類がピッツェリアとLINEでお友達になっておいた方がよいだろう。
「ピッツェリア」という名前なのに一向にピッツァが出てこないではないかと思われた方、お待たせしました。
この日は平日であったので、平日限定の「ピザ食べ放題」のコースを注文した。いや、「ピッツァ食べ放題」か。
このコースではパスタや一品料理などのメイン料理の中から一つの料理とピッツァの食べ放題が楽しめる。
例えば、「半熟たまごのカルボナーラ」+「ピッツァ食べ放題」みたいな感じだ。
この日は5人でおじゃましたので、メイン料理を5つ楽しむ事が出来た。
ピッツァの食べ放題も、食べ放題用のメニューの中から注文すると一枚一枚石窯で焼いて提供してくれる。
ハーフアンドハーフなども対応してくれるそうなので、少人数でも安心である。
ピッツァの種類も、全部食べようと思ったら胃袋が2つは必要になるくらいにはたくさんの種類が用意されている。
レギュラーサイズよりも小ぶりなピッツァなので、普通のピッツァよりはたくさん食べれるが、それでも胃袋が足りない。
昔来ていて時にはなかったと思われるこの「食べ放題」、これは素晴らしい進化であると言えるだろう。
全部おいしいし、色々食べれて楽しいんだもの。
この「ピッツァ食べ放題」にはメイン料理のバリエーションとデザートピッツァが注文できるか否かで2種類のコースが存在している。これに関してはもう、気分と胃袋とお財布次第である。
パスタだって負けてはいない。これはカニとトマトのやつだ。名前はちょっと憶えていない。
幼少期に「ピッツェリア」で、ワタリガニカニのトマトクリームパスタを食べて、その美味しさに衝撃を受けた記憶がある。
おそらくだが、このパスタはその思い出のパスタではないかと思われる。
思えば、著者のイタリア料理の入口はこの「ピッツェリア」だったような気がする。
これは、しらすとキノコの和風のパスタだ。
「ピッツェリア」は昔から和風のパスタやピッツァが美味しかった。
和風のどこかほっとする味付けの中に、ガツンとくるイタリア料理の満足感が土台として支えてくれている。
ほっと満足できる味は健在であった。
(この和風ピッツァやパスタも家で真似したものである。海苔やネギをのせるといい感じに和風になる)
「3種のチーズの焼きパスタ」
いや、そんなの絶対に美味しいじゃないか。そして案の定美味しかったのである。
私たち人類は、チーズが伸びているのを見るだけで幸福に包まれるように設計されている。
だってそうでしょう?だからこそ世界にはこんなにもチーズの伸びる料理が存在していて、今日もどこかで誰かがチーズを伸ばしている。
天国という場所が存在するのであれば、その場所ではみんなが満足げにチーズを伸ばしているんだろう。
「牛肉のタリアータ」
個人的に、赤ワインというものは、赤身肉を流し込むために存在していると思っている。
そして個人的に、赤身肉は歯ごたえがあって、かみしめる程に美味しさの溢れてくるものが好きだ。
このタリアータと赤ワインの組み合わせは、ちょうどそれらの欲望を満たしてくれる。
イタリア料理を食べるといつだって最後にはワインを飲んでいるのだから不思議なものだ。
この日選んだコースは先ほど話にも出てきたデザートピッツァが食べ放題であった。
せっかくなので、「ピザなのにデザート・・・?」と思いながらも頼んでみた。
これが結構おいしい。
生地のしっかりとしたクレープという感じで、もちもちとした生地と甘いクリームがマッチして、食べたことがあるようでないような、とにかく一度試してみてほしい。
調べてみると、本場イタリアでもデザートピッツァというものは結構食べられているらしい。知らなかった。
当然のごとく、「ピッツァ食べ放題」の最後にデザートピッツァを食べて、胃袋はここで完全に試合終了を告げた。
「ピッツェリア」は、いつでも幼少期の衝撃と興奮を思い出させてくれる、筆者にとっての昔からの行きつけのお店である。
昔はなかった「ピッツァ食べ放題」などの新しい楽しみ方も増えつつ、昔と変わらぬ良さをずっと提供し続けてくれている。
そしてなにより、昔からずっとそうなのだが、
「ピッツェリア」の店員さんの接客は物腰柔らかでいつだって素敵だ。
そんなことを考えながらこの記事を書きつつ、パスタとピッツァと赤ワインに思いを馳せるのであった。
ピッツェリアに関する詳しい情報はこちらから。