いっつも二日酔いの私から、二日酔いのあなたへ
お酒を飲んだ量が幸福の量と言われて久しいですが、幸福を追い求めすぎると思わぬ不幸に見舞われることもあります。
まさしく「過ぎたるは及ばざるがごとし」と言った所でしょうか。
偉大な先人は、それを『二日酔い』と呼び、我々は未だそれから逃れる術を知りません。
本日より始まるこちらのシリーズは、その脅威に立ち向かい続ける私が、せめてもの抵抗の仕方をお教えしましょうと、そういったものでございます。
梅干しを食べよう~電解質をそえて~
二日酔いの際には、水分、電解質(ナトリウム、カリウム等)、糖分を摂取することが肝要です。
おすすめの食材は数あれど、今回紹介するのは『梅干し』です。
上記で挙げた他にも、梅干しには肝臓の機能を高めるピクリン酸が含まれているので、その点も含めておすすめです。
ただし酸味が強いので、吐き気を誘発する恐れもあります。
二日酔いの症状に吐き気を伴う場合は避けたほうが良いでしょう。
今回はそんな梅干しを活用した『よだれ鶏』のレシピをご紹介します。
①仕込み編
よだれ鶏は基本的に放置で作ることができるので、調理は容易です。
まず鶏むね肉を用意します。
分厚すぎたら観音開きにして厚みをそろえても良いですが、今回はそのまま。
フォークで穴をあけて、酒、塩、砂糖を塗り込み、30分~1時間程度放置します。
好みで生姜等を加えても美味しいので、自由にアレンジしてみてください。
⓶調理編
鶏肉が被る程度のお湯を沸かして、ねぎの頭を軽くつぶしてから加える。
鶏肉を入れたら、再沸騰を待つ。
沸騰したら弱火に落として2分火にかけ、一度鶏肉を上下返してもう2分加熱。
その後火を消して蓋をして20分放置。
これでよだれ鶏の調理は終了。
③タレ作り
タレ作りとは言っても、今回ポン酢をかけてしまうので、具材を切り付けるだけ。
大葉は今回5枚。
好みで増やしてもOK
大葉は裏面に香りが集中しているので、切る際には表面から切ると香りが持続する。
梅干しは今回しそ梅干しを3個。
種を取り除いたらペースト状になるように包丁で叩いておく。
最後に大根をおろしてあとは火が通るのを待つのみ!
④おまけ
鶏が茹で上がって取り出したら、残りのスープは中華スープにでもしてしまいましょう。
わかめ、玉ねぎ、長ネギ、酒、塩、僅かに醤油を加えたら水溶き片栗粉で軽くとろみをつけて、卵を入れて完成。
⑤完成
ちょっと盛り付け雑になっちゃったけど!
鶏むね肉は硬くパサついてしまうイメージがありますが、余熱でじっくり火を通してあげると、驚くほどしっとり柔らかく仕上がりますよ!
大根も消化酵素が豊富で胃腸に優しいです。
二日酔いの時は胃腸にも負担がかかっているものですから、積極的に取り入れるとよいでょう。
特に生で摂取すると良いので、大根おろしは最適。
二日酔いで紹介したもののさっぱりとして食べやすいので、食が細くなりがちな夏場にはおすすめです。
てなところでみなさんお大事に。