献立を考えるのってなかなか大変ですよね。
中でも私はお昼ご飯を考えるのが苦手で、適当にありもので済ませてしまうことが多いです。
本日も例にもれず、適当に焼きそばでもつくるかなーと思いつつ、キャベツがなかったもので、昼から買い出しに行くことと相成りました。
そこでひき肉などかごに入れながら、思い至りましたので今回『イタリアン』を私なりに作ってみようと思ったと、そういう次第でございます。
①仕込み編
材料はざっくりこんなところ。
『イタリアン』といえば焼きそばにミートソースをかけた料理ですが、今回はお店の『イタリアン』を再現するというより、イタリアンのスキームの中で美味しいのを作ろうってのがコンセプトです。
こだわりポイントとしては
- たまねぎとにんじんのソフリットを使う
- 豚ひき肉を使う
- 太めの中華麺
くらいかな?
んではさっそく作ってみましょう。
まずはミートソース作りから。
前述したソフリットから作っていきます。
ソフリットというのはイタリア料理の万能調味料で、香味野菜(たまねぎ、にんじん、セロリ等)をたっぷりの油で炒めて作ります。
今回はたまねぎ1/2個とにんじん1/2本で、これはにんじんが多めですかね。
洋食屋さんの近くを歩いていると香ってくるあれの正体です(伝わるのか?伝わってくれ)
このくらいになったらOK
もっと炒めて真っ黒になるまでやることもありますけど、今回はこんなもん。
このくらいの軽いソフリットはミネストローネとかに入れると驚くほど美味しくなりますよ!
豚肉は重量に対して1%の塩、大さじ1の赤ワインを加えて軽くもみこみ、ハンバーグみたいにして表面を焼き付ける(火は通らなくて大丈夫です)
これで仕込みは終わり。
それではミートソースを作っていきましょう。
⓶ミートソース作り
『イタリアン』の重要な特徴として、あのとろとろミートソースがありますが、あれを再現しようとすると市販の缶詰ミートソースを使わなければならないので、今回は一般的なミートソースをイタリアンに合うように調整しながら作っていこうと思います。
筋を取り除いたホールトマトを潰しながら炒め、水分を飛ばします。
マイルドな仕上がりを目指していますが、トマトの酸味もキリっと効いていてほしいので、ホールトマトを加えています。
面倒だったらトマトピューレでも良いし、本格的なレシピを構築するならトマトペーストなんかを使っても良いでしょう。
トマトジュース、ひき肉、ソフリットを加えて煮詰めていきます。
鍋端で油がぱちぱち言い始める所まで煮詰めたら、赤ワイン、ウスターソース、砂糖、ケチャップを加えて再度煮詰める。
このくらいになったら、塩で調味して完成。
焼きそばと合わせるので、少し醤油とか入れても良いかも。
煮込み段階でローリエを加えてもとても美味しくなりますが、今回は焼きそばに合わせるので不採用です。
火からおろして、スイートコーンを加えて馴染ませておきましょう。
③焼きそば作り
焼きそばの具材はシンプル、キャベツともやしと麺だけです。
今回の麺は蒸し麺なので直接加えて調理しますが、茹で麺の場合は表記の茹で時間の半分程度の時間で茹でて、そこから加えて下さい。
もやしはひげ根を取り除いてありますが、これは好みの問題なのでどっちでも良いです
サラダ油を少々、野菜から炒めます。
中華の焼きそばであれば、先に麺がカリっと焼き色が付くまで炒めますが、今回はもちもち麺が良いので、後から加えます。
野菜に透明感が出てきたので麺を投入。
酒をひと回しして麺をほぐして、全体火が入ったらオリバーソース、ウスターソース、しょう油を加えて完成。
ミートソースとの相性も考えてメインの味付けはウスターソースにしました。
オイスターソースを加えると酸味との相性が良くなるので迷いましたが、今回は無し。
完成
ということで完成~!
やっぱりソースが肉々しすぎてらしくないですねw
さっそく食べてみると、想像していたよりもはるかにイタリアンでした。
少しソースの酸味と甘みが強すぎたかな?そもそもかけるソースの量が少し多かったか。
出来には満足なんだけど、思い付きの昼食にするには手間がかかりすぎるレシピでした。
ということで、今回は自分なりに『イタリアン』を作ってみましたよ。
みなさんも気が向いたら作ってみてはいかがでしょう
『イタリアン』2人前
中華麺・・・2玉
キャベツ・・・100g
もやし・・・70g
ウスターソース・・・大さじ1
しょう油・・・小さじ1
オリバーソース・・・小さじ1
・ミートソース(分量適当)
豚ひき肉・・・150g
ソフリット・・・大さじ2
ホールトマト缶・・・100g
トマトジュース・・・200cc
赤ワイン・・・100cc
ウスターソース・・・大さじ1
ケチャップ・・・大さじ1
砂糖・・・小さじ1
塩・・・適量
スイートコーン・・・少し