高龍神社に行きまして

高龍神社

移住民のたいらです。

大分暖かくなってきて、春の気配を感じ始めた今日この頃。

なかなか足を延ばしにくく感じていた雪の気配も遠ざかってきたところで、ずっと気になっていた高龍神社に伺いました。

高龍神社

普段から神社仏閣を巡る趣味があるわけではないのだけど、せっかく新潟に引っ越してきたところで、地域に土着した施設というのは非常に興味がそそられるわけです。

地元にも有名な神社があったし、地域住民の拠り所というか、積極的な関わりは持たなくとも一定のアイデンティティのようなものは皆持っていたような印象がある。

日本人は無宗教的であるような話題は度々あるものだけれど、墓参りはするし仏壇は飾るし、神社を参拝する作法は大抵の人は知っているし、知らなくても調べて正しく振舞おうとする。

葬式や婚礼の儀やら枚挙にいとまがないが、現代においても宗教的な文化感はある程度引き継がれているような感じがする。

個人的な宗教観を語るつもりもないのだけれど、つまり神社というのは地域住民にとってアイデンティティを感じる一つ大切な位置づけを担っているような感じがして、関心を寄せる中で、地域に浸透した神社に行ってみるというのは有意義だなあと思っているわけです。

そんな中で、検索した折に目についたのがこの高龍神社

今年は辰年ということもあって、初詣などはずいぶん賑わったそうで、何の変哲もない平日にもかかわらず今回訪れた際にもそれなりに参拝者がいたのは印象的だった。

駐車場からトンネルを抜けて参道に向かうとさわやかな川が流れていて、久しく忘れていた自然の気配を感じられる。

毎日自宅でPCに向かってばかりの日常を送っている中、そんなにストレスを抱えている気もしていなかったのだけれど、これだけで不思議とリラックスできた。

漫然と生きている中で、そこに窮屈さとか圧迫感とかを感じることはあまりないのだけれど、こう自然の開放感というか、そういうものに触れると案外自分の気づかないところでストレスを感じていたんだなあと自覚したりする。

ゆったりとした自然の雄大さみたいなものが、インターネットに圧縮された速すぎる時間の流れを自覚させてくれるようで、本当の意味で息をおちつけることができるような感じがする。

左手にお土産屋さんを見送りながら、入り口にさしかかると道は二手に分かれる。

鮮やかな朱色と、久々の陽気(新潟県は天気の悪い日が多い)で差し込む日差しもあたたかで心地良い。

二手に分かれた道は古い急な石階段と、緩やかなそれなりに現代的な階段に分かれる。どうやら緩やかな方は先にエレベーターにつながっているようで、神社の厳かな雰囲気の中に現代的な施設が組み入れられている様がなんとも潔い。

さて、昇りは階段を使うとして、見上げてみると中々急階段だ。

体感だけで言えば40度もありそうな感じがするけれど、スキー場で崖にも見える勾配が案外20度くらいだったりするように、実はそんなに急角度ではないのかも。

調べてみると118段あるそう。というのがどの程度の段数かあまりピンと来なかったのだけれど、昇ってみるとそんなにきついほどではなかったので、足腰を痛めていたり等事情がなければそれほど怖がる必要はなさそうだ。

中間地点では水を吐く龍が迎えてくれていて(たぶん手水舎なんだよな)、参拝者向けのトイレもここにある。

それにしても、鳥居に囲まれた階段の景観ももちろん綺麗なのだけど、吹き曝しになっているような外に面した所まで綺麗に清掃されていて爽やかだ。

近日火祭り催されるよう(火祭りに関わったことがない人からするとなんとなく怖いのだけど)。

すぐに最後の鳥居に差し掛かり、くぐると狛犬に出迎えられる。

幼小のみぎりより何故だか狛犬のビジュアルがとても好きで、夢中になって写真を撮っているうちに満足して本堂の写真を撮りそびれてしまった・・・不覚。

外にも賽銭箱はあったが、本堂に上がると、中に供え物や賽銭を出来てるのでそこですることにする。

外には社務所もあって、おみくじやお守りなどが売っていた。

(社務所内の椅子がゲーミングチェアで有名なAKRACINGだったのを発見してしまって、ゲーマーの僕としては笑いを堪える苦労もあった。)

高龍神社は商売繁盛の神社ということで、新たにこのWEBマガジンを始めた身と合って、そのお守りを買い、おみくじを引く。

小吉だけれど、内容が非常に良かったので結ばずに持ち帰らせていただいた。

この良き日を糧に、楽しくやりたいもんだなぁなんて思ったり。

高龍神社

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この記事を書いた人

全国津々浦々移住を繰り返す流浪の民です。
料理家で元作曲家で元伝統工芸士等々なにやってんだかよくわからん人。

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