今日はお酒じゃないのよ
はてさて、だんだん新潟県に根付いてきたかなぁと思ってきたところで、日々新潟の酒に舌鼓を打っておるわけです。
だいぶ血肉も新潟のものに置き換わってきたかなぁと思ってきたこの頃(キモい表現)ですが、そういえば郷土料理のようなものにはあまり触れたことがないなぁと思いまして、今回ちと作ってみようかと思い至った次第です。
のっぺい汁(のっぺ汁)
のっぺい汁というのは初めて聞いたのですが、検索してみたところ『鶏肉、ニンジン、ゴボウ、レンコン、サトイモなどの季節の食材を鍋で煮込む汁物です。 片栗粉などを用いず、サトイモで自然なとろみを付けるのが特徴。』
とのこと。
材料を見たところ季節に合った料理ではないと気づきつつも、スーパーで揃うもので作ってみることに。
材料はこんなところ。
出汁は指定がなかったので、煮干し、昆布、干し椎茸を採用。
他は人参、油揚げ、大根、里芋、鶏ささみ、画面外ですがこんにゃく。
印象としてはけんちん汁みたいな感じなんだけど、ちょっととろみがあったりとか、けんちん汁にしてもレシピ次第なんだけど、炒めず最初から煮込むところが違うよう。
あとは地域によっては鮭が入ったりかまぼこが入ったりと具材にも違いはあるもよう。
下処理としては油揚げの油抜き、こんにゃくの下茹で。
里芋は塩水にさらして20分ほど置き、軽くぬめりが取れるまで2、3度水洗い。
すべての具材と出汁を合わせて煮込む。
灰汁が出たら最初の濁ったものだけ掬う。
酒を加えて煮込み、具材が馴染んできたら醤油とみりんを加えて完成。
きりざい
きりざいというのは、切る(きり)ざい(野菜)ということのようで、納豆に切った野菜を加えたもののようです。
日ごろから納豆に色々加えたものは作っていますが、調べてみるとたくあんと野沢菜が入っているものが主なもよう。
野沢菜はともかくたくあんを入れたことはないので今回はそれを採用してみることに。
特に作業工程に語ることもなく、さっそく完成形。
野沢菜の漬物は塩分が強いので、一旦さらして塩抜きをして加えましたが、あとは本当に切って混ぜただけ。
実食
もやしのナムルと豚肉の甘辛焼きみたいなものを添えて、本日の晩御飯。
なんか写真のピントがよくわからんところにあってますが、一旦それはスルーするとして、いただきます。
さてさて、まずのっぺい汁です。
「けんちんと何が違うん?」みたいなことを言ってましたが、香りはなんというかおでんっぽい。
炒めず煮込んだからかな?みりん入ってるからかな?等々思いつつ、一口すすってみるとやっぱりおでんっぽい。
ほくほくとした根菜と優しい汁の味わいがほっとする。
全体的にほくほくした食感の中、たんぱくなささみにあたると良いアクセントになる。
なるほど、冬場に食べたら最高だな(気温30℃の初夏)。
続いてきりざいを頂きます。
「たくあんおもしろっ!」
これが正解かは怪しい所ですが、甘味のあるたくあんを採用したところ、納豆に塩味のあるものはよく合わせますが、甘いものを合わせたことはないものでこれはなかなか新体験。
今回は素直に納豆に添付されているタレとからしを入れて、追加の味付けも無しに食べましたが、所感としてタレではなく醤油のが合ったかな?などと思うところはありつつ、なかなかユニークな味わいでした。
参考にしたレシピがシンプルだったので、納豆、たくあん、野沢菜の3つにしましたが、「しらす入れたいな~(ざいなくなるやん)」とか「少しラー油かごま油か入れたいなぁ」とか思った次第です。
うん、若干辛みがほしいな。
もしよろしければみなさんの過程では『きりざい』にはこれ入れるよ~とかあったらご教授ください。
色々試してみたくなりました。
まとめ
と、いった所で今回は新潟県の郷土料理を作ってみよう企画第1弾でございました。
調べながら作ってはいるものの、本当はそういうレシピじゃないよ!とかあるやもしれませんですので、その時は優しく教えてくださいな。
また、「新潟県の郷土料理と言えばこれ食べてみて!」みたいなのがあったら是非教えてください。
のっぺい汁
ささみ・・・2本
こんにゃく・・・1枚
にんじん・・・1本
油揚げ・・・2枚
大根・・・小さめ半分
里芋・・・4個
出汁・・・干しシイタケ小さいの4つ、煮干し5本、真昆布10cm、鰹節1つかみ
酒大さじ・・・2
しょう油・・・大さじ3
みりん・・・大さじ3
(味見て微調整)
きりざい
納豆・・・3パック
たくあん・・・4cm
野沢菜・・・1本(袋詰めパック1/2)