【長岡市】安福亭に行きまして

長岡市はラーメン激戦区と言われるだけあって、とにかくラーメン屋が多い。
昼時に町中に出てみると、平日休日構わずラーメン屋には列ができている。

ラーメンは全国的に好まれているし、ご当地ラーメンというのも数えきれないほどあるけれど、これほど盛んな地域はなかなか記憶にない。
私の住んでいた地域にも有名なご当地ラーメンはあったけれど、平日までどこも混みあって列ができているほどの印象はなかった。

まあ長岡市だってどこもかしこもみんなそうってことはもちろんないのだろうけど、それでもやはり人気店が多い印象だ。

そんな感じで、今回は友人と安福亭に行ってきましたよってお話し。

目次

安福亭本店

創業40年以上と聞いていたのだけど、驚くほどきれいな外観。
駐車場も店の前のスペースだけを見ると少なく見えるが、近隣に複数個所利用可能な駐車場があるので車で来てもあまり心配はいらなそう。

中に入ってみると外観よりさらに綺麗だし、思っていたよりもずっと広い!
(ちょっと混雑してたので内装の写真を撮るのは辞めておきました・・・)

注文は食券タイプで、メニューはシンプル。

今回はスタンダードに老麺(ラーメン)、炒飯(チャーハン)、餃子を注文。

さて、新潟県に移住してからこっち、長岡市でラーメンを食べに行ったことはもちろんあります。
長岡市といえば『生姜醤油ラーメン』のイメージが強い。
これはこれで今度紹介しようと思うけれど、今回伺った安福亭は生姜醤油ラーメンが売りのお店ではありません

といった所で着丼。

お~!うんまそう!

たっぷりの背油にぷりぷりのチャーシューが数枚、やや厚めにカットされた小口切りのネギ。

麺はワシワシめの太麺。

テンション上がってきましたね、これは

所謂『背油ちゃっちゃ系はそんなに食べたことが無くて、未知との遭遇をしたような気分になりつつ、さっそくスープから一口。

あら、思ったよりさっぱり。

ガツンとした脂臭さが押し寄せてくるかと思ったら、口に含んだ瞬間まず魚介の香りが広がる。
豚と魚介の混合出汁だろうか?
ややあって醤油の豊かな香りと脂の甘味を帯びたうま味が広がって、見た目から想像するよりもずっとさわやか。
嚥下すると出汁のやわらかな苦味と脂の香りが残って、このラーメンの主張を残していく。

麺を一口。

思ったよりやわらかく茹でられた麺ながら、しっかりと食感を残した麺はすすり易くて途中で暴れたりはしません(?)

咀嚼すると小麦の香りが広がって、嚥下した香りはかえってさっぱりして面白い。

続いては炒飯。
チャーシュー、ネギ、卵のスタンダードな組み合わせの中にマッシュルームの意外性。
紅ショウガを付け合せるのはよく見るが、脇に控えた柴漬けが鮮やか。

見た感じはパラパラなチャーハンというわけではなく、色も濃くて、焦がし炒飯って感じなのかな?

さっそく一口頂くと、パラパラではないけれどべしゃっとしているわけでもなくて、良く火の入った鉄鍋特有の焦げを孕んだ香気が広がる。

そして、初体験の柴漬けと一緒に食べてみるとこれがさわやかな香りが広がってまた面白い。
料理人をやっていたけれど、この発想はなかったので、今後ありがたく頂戴することにしよう。

やや遅れて餃子が登場!
焼き色からすでに期待が高まります。

調味料棚に目をやると実に多彩。
これは楽しめそうですね・・・。

酢醤油でさっそく一口頂きます。

お~面白い

薄めの皮にぎっちりと種が詰まっていて、想像以上に肉々しい。
肉汁を感じながら咀嚼していると奥から香辛料の香り。

なんだろう、八角かな?あまり馴染みのない香りだけど、中華屋で時々出会っている香りな気がする。
メニューからラーメン屋さんというイメージだけど、思っていたよりも中華料理的なアプローチを大事にしているのかも。

ラー油も面白くて、強い辛みの奥から複雑な香辛料の香りが押し寄せてくる。

しかし一つ一つこの具のつまり具合で一皿6個は満足感がある。

調味料棚でフライドガーリックを見つけたので早速ラーメンに一振り。
今日はこの後人にも合わないので罪悪感も無し!いただきます。

思っていたよりもあっさりとしていたスープに、追加されたにんにくの香気と背油の相性が良く、濃厚になったというより、味により飽和感が出た感じ。
強烈なアクセントになるというよりは調和させる感じで、味変としては非常に良い。

この後おろしにんにくも入れてみましたが、私はフライドガーリックの方が好みでした。

御馳走様でした!

それぞれなかなかのボリュームで、途中完食できるか不安になりつつもなんとか完食しました。

初めて行くお店さんは色んなもの食べたくなるから、もう少し胃袋が大きければなぁと思いつつ、大変満足致しました。

まとめ

いやはや、ご馳走様でした。
安福亭』随所にこだわりが見えるお店でした。

「このラーメンじゃなきゃダメなんだ!」って常連さんもいるそうですが、それも分かるな~。

気になった方がいましたら、是非一度足を運ばれてみてはいかがでしょう!

以上ライターのたいらでした~

ばいばい~

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この記事を書いた人

全国津々浦々移住を繰り返す流浪の民です。
料理家で元作曲家で元伝統工芸士等々なにやってんだかよくわからん人。

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